WORKS
建築設計:暮らしと建築社
2017.4.9
潔くシンプルな空間に、端正でふわっとやさしい楢柾目材の素材感が
よくあっていたように思います。
ただそのまま素直に楢柾目材を共木でそろえると表情が少し薄く、
素っ気なくなりすぎるので、正面はあえて板幅を不規則にして、
揺らぎある表情が出るよう考えました。
動線がコンパクトに収まるL型のキッチン。
キッチン側のデッドスペースになる場所を
リビング側からの引き出しにして、無駄のない収納にしました。
材も一期一会ですが、今回はキッチンのいちばん近くにくるであろう
ダイニングテーブルも同じ木でつくることができたので、
その場所のまとまり感がより増したように思います。