HUMP(ハンプ)長野のオーダーメイド家具

WORKS

ゆるやかな領域

2017.10.6

内覧会を前に、リビング・ダイニングの家具を
納めさせていただきました。
新緑がきれいなころ、遠路、工房までお越しいただいたのが
つい先日のように感じられるが、
工房周辺では紅葉が山から徐々に降りはじめ、
そろそろ霜が降りはじめています。
ご相談いただいてからあっという間のように思います。

最近は、リビング・ダイニングルームが主流となっています。
そのひとつなぎの空間に、それぞれの領域を
ゆるやかに感じさせてくれる方法として、
リビングとダイニングの家具の樹種を変えることを
ご提案させていただきました。
とくにI邸では、リビングのとなりにある和室の引き戸に
古民家の建具を使うということもあり、
古色との相性がいいウォールナット材でリビング家具を製作。

ダイニングの家具は楢材で、
ダイニングテーブルは楢材の縮み杢で製作。
光の具合もあり、縮み杢がよく表れてとてもきれいです。
また、簡素で少し華奢な形が、
真壁の凜とした空気感にもなじんでくれたように思います。